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ADHDー本質を読み解くー
「授業中に大声を出した」「注意すると物を投げる」「どうせ僕はダメだ、と言う」——学校や家庭でこうした場面を繰り返し目にしている方は、少なくないと思います。優しく伝える、事前に予定を知らせる、褒める、時には叱る。それでも同じことが繰り返されると、「このまま大人になって、社会でやっていけるのだろうか」という不安が積み重なっていきます。
ADHDには不注意・多動性・衝動性という特性がありますが、暴言や癇癪、不登校、自己否定的な言葉のすべてを、その一語だけで説明することはできません。同じ診断を持つ子どもでも、日によって、場所によって、様子が大きく変わることがあるからです。
本セミナーでは、目の前の困りごとを「特性(Trait)× 状態(State)× 負荷(Demand)」という枠組みで捉え直します。変えにくい特性だけに注目するのではなく、睡眠・感覚・身体の状態や、その場で求められる負荷にも目を向けることで、初めて見えてくるものがあります。
子どもの行動を「性格」や「しつけ」の問題として片付けず、脳機能と発達の視点から整理し直す。そのための知識と考え方を、全7章にわたってお伝えします。